スイングスピードを上げて飛距離を伸ばし、打撃力を向上させたいと考えていませんか?
この記事では、スイングスピードを上げるための具体的な方法やトレーニング、最適な野球ギアの選び方まで解説しています。
初心者から上級者まで実践できる内容をご紹介していますので、ぜひ最後までお読みいただき、効果的にスイングスピードを上げるヒントを掴んでください。
野球選手のスイングスピードを上げるおすすめ野球ギア5選
スイングスピードは、打球の飛距離や速度を決定する重要な要素です。効率的にスイングスピードを上げるためには、自分に合った野球ギアを活用するのがおすすめです。
ここでは、野球選手が愛用するギアや最新トレーニングアイテムをピックアップしてご紹介します。
ミズノ
BLAST
スイングスピードを上げるためには、まず、現在のスイングスピードを知る必要があります。客観的に数値として測定することで、正しく効果的な練習にもつながります。MLBだけではなくNPBや高校野球でもデータの測定や利用は当たり前となっていますので、現代野球では「計測器」が必須と言ってもよいでしょう。
そこでおすすめなしたいのがミズノの「BLAST」です。バッティングに関するデータを計測・分析するためのセンサーをバットのグリップエンドに取り付けることで、スイングスピードやスイング軌道など、詳細なデータをリアルタイムで取得できるギアです。専用アプリと連携し、スマートフォンでデータを確認・分析することが可能です。
スイングスピード向上への効果
BLASTを使用することで、自身のスイングに関する客観的なデータを取得できます。これにより、スイングの癖や改善点を明確に把握でき、効率的なトレーニングが可能となります。例えば、スイングスピードが遅い原因を特定し、適切な筋力トレーニングやフォーム修正を行うことで、スイングスピードの向上が期待できます。
BLASTを活用することで、科学的なアプローチでスイングスピードの向上を目指すことができます。自身のスイングを数値化し、効果的なトレーニング計画を立てるための強力なツールとしておすすめです。
ローリングス
TWO-WAY SPEED TRAINING
ローリングスの「TWO-WAY SPEED TRAINING」は、スイングスピードとパワーの向上を目的とした木製トレーニングバットです。両端にグリップがあり、一方は軽量、もう一方は重量がある設計となっています。これにより、1本のバットで異なるトレーニング効果を得ることができるため、何本もトレーニングバットを用意する必要がありません。
スイングスピード向上への効果
- スピードモード(軽量側)
軽量側のグリップを握ってスイングすることで、速いスイングの動きを筋肉に覚えさせ、スイングスピードの向上を図ります。 - パワーモード(重量側)
重量側のグリップを握ってスイングすることで、筋力強化とバットヘッドの使い方を習得し、パワーアップを目指します。
このトレーニングバットを活用することで、スイングスピードとパワーの両方を効果的に鍛えることができます。日々の練習に取り入れることで、打撃力の向上が期待できます。
ワールドペガサス
極太トレーニングバット
ワールドペガサスの「極太トレーニングバット」は、スイングスピードとパワーの向上を目的とした木製トレーニングバットです。
上記でご紹介したローリングス TWO-WAY SPEED TRAININGのデメリットは、実打できないところです。実際にボールを打ちながらスイングスピードを改善したい場合は、こちらの実打可能な重たいトレーニングバットと、次にご紹介する軽いバットの2本を用意して練習するのがおすすめです。
スイングスピード向上への効果
- スイングスピードの向上
適度な重量と太いグリップにより、筋力強化と正しいフォームの習得が同時に行え、結果としてスイングスピードの向上が期待できます。 - 握力・前腕の強化
極太グリップを握ることで、握力や前腕の筋力を鍛えることができ、スイング時のバットコントロールが向上します。 - 手首の「こね」矯正
グリップが太いため、手首を過度に使った「こねる」動作を抑制し、正しいスイングフォームの習得に役立ちます。
このトレーニングバットを日々の練習に取り入れることで、打撃力の向上が期待できます。特に、手首の使い方や握力に課題を感じている選手におすすめのギアです。
UCHIDA(ウチダ)
コアバット
もう一つ重たいバットとしておすすめなのが、ウチダの「コアバット」です。こちらは、スイングスピードとミート力の向上を目的とした鉄製のトレーニングバットになります。直径27mmの細身でありながら、通常のバットよりも重く設計されているため、正確なミート力と筋力を同時に鍛えることが可能です。
スイングスピード向上への効果
- ミート力の向上: 細いバットでボールを打つことで、芯で捉える技術が磨かれ、正確なミート力が身につきます。
- 筋力強化: 重いバットを振ることで、打撃に必要な筋力が鍛えられ、スイングスピードの向上が期待できます。
- スイングの鋭さ: 空気抵抗が少ないため、振り抜きが良く、ブレのない鋭いスイングを体得できます。
コアバットを日々の練習に取り入れることで、スイングスピードとミート力の向上が期待できます。特に、ボールを芯で捉える技術や打撃に必要な筋力を鍛えたい選手におすすめのトレーニングギアです。
フィールドフォース
スウィングスピードアップバット
フィールドフォースの「スウィングスピードアップバット」は、スイングスピードの向上を目的とした超軽量の木製トレーニングバットです。軽量設計により、通常より速いスイングを体感し、その感覚を身につけることで、実際のスイングスピードを向上させる効果が期待できます。
スイングスピード向上への効果
- 脳と身体の習慣化
超軽量バットを使用することで、通常より速いスイングを体感し、その動きを繰り返すことで、脳と身体に速いスイングを習慣化させます。 - 神経系の鍛錬
速い動きを繰り返すことで、神経系を鍛え、スイングスピードの向上につなげます。
このバットを日々の練習に取り入れることで、スイングスピードの向上が期待できます。特に、速いスイングを身につけたい選手や、打球速度を上げたい選手におすすめのトレーニングギアです。
野球選手のスイングスピードを上げる方法
スイングスピードを上げるためには、正しいフォームやトレーニング、そしてバット選びなど、複数の要素をバランス良く見直す必要があります。
現在のスイングスピードを知る
スイングスピードを上げるには、まず現状を正確に把握することが重要です。以下の方法でスイングスピードを計測しましょう。
- 計測機器を使用
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最近ではスイングスピード計測器が市販されているので、これらを使うと正確に数値を確認できます。たとえば、ミズノのBLASTやSSKのスイングコーチなどは、ヘッドスピードやスイングの軌道も解析できるのでおすすめです。
- アプリでの計測
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スマートフォンアプリを活用して動画を撮影し、動作解析を行うことも有効です。スイングフォームの改善はスイングスピードを上げるポイントになります。
- 目安と比較
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一般的に、プロ野球選手のスイングスピードは120km/h以上と言われています。アマチュア選手でも90~100km/hを目指すことが目標となります。
- 中学生:約100km/h前後
- 高校生:約100〜120km/h
- 大学生:約115〜130km/h
- 社会人・プロ選手:約135〜145km/h
バッティングフォームの改善
正しいフォームを維持することは、スイングスピードの向上に欠かせません。以下のチェックポイントを参考にフォームを改善しましょう。
- 体重移動を意識する
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スイング中にスムーズな体重移動を行うことで、パワーが効率的に伝わります。始動時に後ろ足に体重を乗せ、スイングとともに前足へ移動させましょう。
- 下半身の安定性
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膝を適度に曲げ、スイング中にブレない軸を作ります。これによりスイングスピードが安定し、打球の威力が向上します。
- バットの軌道を確認する
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バットのヘッドがインパクト時に最適な位置に来るよう、理想的なスイング軌道を意識しましょう。動画で確認すると改善点が分かりやすいです。
- 手首の使い方
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手首までしっかり活用することで、バットのヘッドスピードが上がります。特に振り抜く動作を意識してください。
バットの見直し
スイングスピードを上げるためには、バット選びも重要です。最適なバットを選ぶことで、スイングスピードを効率的に上げることが可能です。
- 重さ選び
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自分の体力やスイングスタイルに合った重量のバットを選びましょう。一般的には、重すぎるバットはスイング速度を低下させ、軽すぎるとパワーが出にくくなります。試打ができるショップでバットを選ぶのがおすすめです。
- バランスの選択
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トップバランスは打球飛距離を伸ばすのに適していますが、スイングが遅くなることがあります。一方、ミドルバランスはスイングスピードを上げやすい設計です。昔はトップバランスの方が長打が出ると言われていましたが、現在ではバットのバランスよりもスイングスピードに注目されています。
- グリップの改良
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グリップテープを交換することで握りやすさが改善し、スイングの安定性が高まります。特に滑りにくい素材を選ぶことが効果的です。
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筋力アップ
スイングスピードを上るには、バッティングフォームも重要ですが、バットを思い通りに操作するための筋力がなくてはなりません。以下の筋トレメニューを取り入れましょう。
- 体幹トレーニング
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体幹が強化されると、スイング中の安定感が増します。プランクやロシアンツイストがおすすめです。
- 下半身強化
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下半身の筋力はスイングの基盤となります。スクワットやランジを取り入れると効果的です。
- 上半身の強化
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前腕と肩の筋力を高めることで、スイングスピードが向上します。リストカールやショルダープレスが有効です。
- 回旋運動の強化
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メディシンボールを使ったトレーニングで体の回転力を強化しましょう。横への投げ込み動作がスイング動作に直結します。
スイングスピードを上げるおすすめの練習方法
スイングスピードを上げるためには、バットの重量を工夫した練習がおすすめです。以下に、重いバットと軽いバットを使用した練習方法とその効果を紹介します。
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侍ジャパン監督 井端弘和さんによる練習動画
動画で使用している軽いバットはこちら
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重いバットを使う
重いバットを使用することで、筋力強化やスイングの安定性向上が期待できます。ただし、極端に重いバットはスイングフォームを崩す可能性があるため注意しましょう。
具体的な練習方法としては、通常のバットと重いバットを交互に使用し、スイングの感覚を養う方法があります。これにより、スイング時の筋力とスピードのバランスを効果的に鍛えることができます。
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軽いバットを使う
軽いバットを使用することで、スイングスピードの向上や動作のキレを高める効果が期待できます。軽量バットでのスイング練習は、体の動きを速くし、スイングスピードを上げるのに有効です。
これらの練習を取り入れる際は、正しいフォームを維持し、無理のない範囲で行うことが重要です。また、定期的にスイングスピードを計測し、効果を確認しながらトレーニングを進めると良いでしょう。
スイングスピードを上げるおすすめのウエイトトレーニング方法
大谷翔平選手のNPB時代とMLBへ行ってからの体を見れば一目瞭然ですが、現代野球においてはウエイトトレーニングは欠かすことができなくなりました。
もちろん、スイングスピードを上げるためにもウエイトトレーニングを取り入れていきましょう。
- バーベル・バックスクワット
- ベンチプレス
- ルーマニアン・デッドリフト
- ショルダープレス
- ダンベル・ワンハンドロー
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1. バーベル・バックスクワット
下半身の筋力強化に最適なトレーニングです。肩にバーベルを担ぎ、膝が直角になるまで腰を落とし、元の姿勢に戻ります。これにより、下半身の安定性とパワーが向上し、スイング時の力強さが増します。
2. ベンチプレス
上半身、特に胸筋と上腕三頭筋を鍛えることで、バットを振る際の力強さを向上させます。仰向けに寝てバーベルを持ち上げ、胸の位置まで下ろして再び押し上げる動作を繰り返します。
3. ルーマニアン・デッドリフト
ハムストリングスや臀部の筋力を高め、股関節の柔軟性を向上させます。バーベルを持ち、膝を軽く曲げた状態で上半身を前傾させ、バーベルを膝下まで下ろしてから元の姿勢に戻ります。これにより、スイング時の下半身の動きがスムーズになります。
4. ショルダープレス
肩の筋力を強化し、スイングの安定性を向上させます。片膝立ちの姿勢でダンベルを持ち、頭上に押し上げ、ゆっくりと元の位置に戻す動作を繰り返します。これにより、上半身の筋力バランスが整います。
5. ダンベル・ワンハンドロー
背中と腕の筋力を高め、スイング時の引く動作を強化します。片手と片膝をベンチに置き、反対の手でダンベルを持ち、肘を引き上げるようにしてダンベルを持ち上げ、ゆっくりと下ろします。これにより、背中の筋力が向上し、スイングのパワーが増します。
これらのウエイトトレーニングを定期的に取り入れることで、スイングスピードの向上が期待できます。正しいフォームと適切な負荷設定を心掛け、継続的にトレーニングを行いましょう。
メディシンボールを使ったおすすめのトレーニング方法
スイングスピードを上げるためには、ウエイトトレーニングに加えて、メディシンボールを活用したトレーニングも効果的です。以下におすすめの方法を紹介します。
メディシンボールを使ったおすすめ練習動画
おすすめのメディシンボールはこちら
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1. メディシンボール・サイドスロー
体幹の回旋力を高め、スイング時のパワーを向上させます。以下の手順で行います。
- スタンス: 肩幅程度に足を開き、メディシンボールを両手で持ちます。
- 動作: 体を左右にひねりながら、壁に向かってボールを投げつけます。左右交互に行い、各10回を3セット実施します。
このトレーニングにより、体幹の回旋力が向上し、スイングスピードのアップが期待できます。
2. メディシンボール・スラム
全身の筋力と瞬発力を鍛えることで、スイングの力強さを向上させます。以下の手順で行います。
- スタンス: 足を肩幅に開き、メディシンボールを両手で持ちます。
- 動作: 頭上までボールを持ち上げ、全力で地面に叩きつけます。10回を3セット行います。
このトレーニングは、全身の筋力と瞬発力を高め、スイングの力強さを向上させます。
3. メディシンボール・ローテーショントス
スイングに必要な回旋動作を強化し、スイングスピードを改善させます。以下の手順で行います。
- スタンス: 肩幅に足を開き、メディシンボールを両手で持ちます。
- 動作: 体をひねりながら、横方向にボールを投げます。左右各10回を3セット行います。
このトレーニングにより、スイングに必要な回旋動作を強化し、スイングスピードの向上が期待できます。
これらのメディシンボールを使ったトレーニングをウエイトトレーニングと組み合わせることで、スイングスピードのさらなる向上が期待できます。正しいフォームと適切な負荷で継続的に取り組みましょう。
スイングスピードと最適なバットの選び方について
スイングスピードを高めるためには、最適なバットを選ぶことが不可欠です。重量、長さ、バランス、素材など、選択時に考慮すべきポイントを網羅的に解説。自分に合ったバット選びで、スイングの効率を最大化しましょう。
1. バットの重量
バットの重量は、スイングスピードに直接影響を与えます。重すぎるバットはスイングスピードを低下させます。一方、軽くなればスイングスピードは上がりますが、軽すぎてもパワーのないバッティングになる可能性があります。試し打ちができるショップで自分に最適な重さのバットを見つけましょう。
2. バットの長さ
バットの長さもスイングに影響を与えます。長すぎるバットはコントロールが難しく、短すぎるとリーチが制限されます。自分の身長や腕の長さに合ったバットを選ぶことが大切です。
3. バランス
バットのバランス(トップバランス、ミドルバランス、カウンターバランス)は、スイングのしやすさに影響します。トップバランスのバットはヘッドが重く、遠心力を利用した強い打球が打てますが、スイングスピードが遅くなる可能性があります。一方、カウンターバランスのバットは手元が重く、スイングスピードを上げやすいですが、打球の飛距離が出にくいこともあります。自分の打撃スタイルに合ったバランスのバットを選びましょう。
4. グリップの太さ
グリップの太さもスイングの快適さに影響します。太めのグリップは手の負担を軽減し、コントロール性を向上させますが、スイングスピードが遅くなる可能性があります。細めのグリップはスイングスピードを上げやすいですが、手にかかる負担が増えることもあります。自分の手の大きさや握りやすさを考慮して選びましょう。
これらのポイントを踏まえ、自分に最適なバットを選ぶことで、スイングスピードの改善が期待できます。専門店での試打やコーチのアドバイスを参考にしながら、最適な一本を見つけてください。
まとめ:野球ギアで効率的にスイングスピードを上げよう!
スイングスピードを上げるためには、適切な野球ギアの活用が効果的です。以下におすすめのギアを紹介します。
ミズノ BLAST
バットに取り付けてスイングスピードを計測できるデバイスです。数値化することで、トレーニングの効果を客観的に確認できます。
極太トレーニングバット
グリップが太く、握力や手首の筋力強化に効果的なバットです。実打も可能で、スイング時の手首の「こね」を改善するのに役立ちます。
キレダスバット
極端なトップバランス設計で、ヘッドスピードの向上や飛距離アップを目指せるトレーニングバットです。通常のバットと同じ重さ・長さで、違和感なく練習できます。
これらのギアを活用し、日々の練習に取り入れることで、効率的にスイングスピードを向上させることができます。自身の課題や目標に合わせて最適なギアを選び、継続的なトレーニングを行いましょう。